top of page
© Kota Tagashira

Last Remaining JNR 185 Series Train Sent to Nagano Scrap Yard

  • Jun 19, 2025
  • 2 min read

Updated: May 24


田頭功多 | POST

▲早朝の篠ノ井線を往く185系の廃車配給列車. 東大宮からの長い旅路もまもなく終点だ.


JR東海道線の「踊り子」や「湘南ライナー」で数年前まで日常的に走っていた185系は, 令和の時代に残るザ・国鉄型特急車として様々な層から親しまれていた. 後継車に置き換えられ定期運用を失った後も, 2編成がイベント用に残され東大宮ベースで活躍していたが, それも2024年の末に終了した.

この2編成は廃車のため5月, 6月に相次いで長野工場へ回送され, 6月18〜19日に配給輸送されたC1編成を最後に, 国鉄時代に製造された特急型電車は全て本線上から姿を消した.


今回の配給列車は185系の形式消滅が前提であることに加え, C1編成が唯一「新幹線リレー号」のリバイバル塗装を施されていること, また風前の灯である国鉄型の電気機関車EF64が牽引することから非常に多くの注目を集めた.

鉄道ファンの密集を避けるべくJR側も入念に対策をしており, 殆どの走行区間で日が当たらない深夜帯〜早朝の運転とされた. だが, 夏至に近いこの時期では終着の長野手前で既に明るく, 我々にとっては国鉄型特急の終焉を見届ける貴重な機会となった.


長野付近で同列車を写せる場所は幾つもあるが, 車両のディテールを損なわない一方で線区の特徴が出る場所が個人的に理想だ. 篠ノ井線の名所であり善光寺平を見下ろせることで有名な姨捨駅付近で, 列車をサイドから俯瞰できる場所を選んだ. フレーム内に列車編成は全て収まらないが, 朝の柔らかい陽射しも相まって, 185系最後の旅路に相応しい哀愁感を表現できそうである.

待つこと小一時間, 予定の時刻を数分過ぎた頃, 静まり返った山間に電気機関車特有のブロワー音が響く. 青い国鉄形の電機が白い185系を従えて山を越える姿はどこか懐かしく, 細部は異なれど90年代の信越本線・碓氷峠越えを連想させる光景である. 列車の編成中程までが視界に入り, 先頭のEF64が電柱手前に差し掛かったところでカメラのシャッターを切った.

 
 

Kota Tagashira
田頭 功多

Tokyo Based Photographer

JPN/ENG/SPA

Copyright © Kota Tagashira. All Rights Reserved.
bottom of page